徒然日記

人文系大学卒若手社会人の雑記です。

ぼっち・ざ・ろっく!

流行ったのは少し前であったような気がするが、ぼっち・ざ・ろっく!を観た。

 

端的に言えば良い話であった。

 

まず、主人公のぼっちちゃんがちゃんとぼっちしていることがとても好感が持てた。

この手のアニメは得てして「ほんとに陰キャ?」と言いたくなるような美男美女であることが多い。容姿、性格ともに。

しかしぼっちちゃん、確かに見た目はかわいい女の子ではあるもののそれがことさらに強調されてはおらず、その上溶けたりマイワールドへ引きこもったりひねたりへらへらしたりする。

そのなんとも言えない残念さ加減がとても等身大感を生み出しており、親近感にも似た感情を起こさせる。

実に陰キャに優しいキャラであった。

 

他にもパロディがふんだんに散りばめられていたり、風景描写が良かったり、キャラの個性がうまく描き分けられていたり、何より音楽が良かったり。

下北沢と金沢八景と湘南と、で自分にとってわりと身近な土地であったのも観やすいと感じたポイントかもしれない。

 

総じて、日々にちょっと疲れたときに、肩の力を抜いてゆるく観るにはとても良いと思う。